どうも、アゴマンです。
転職先で馴染めない、あるいは、どうも扱いづらい人と思われている気がする…。
こんな風に悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
もしそうだとしたら、それは、あるルールが守れていないのかもしれません。
転職したら絶対に守るべきルールがあると、僕は考えています。
身近な転職者を見ていても、やっぱりそうだなと思うに至っています。
この記事では、転職したら絶対に守るべきたった1つのルールについて、僕の元上司の例も交えてご紹介したいと思います。
ごく当たり前のことではありますが、同業他社から経験者として転職した人は特にやってしまいがちだと思います!
これだけ守れば良いというものではないですが、これが守れなければ、どれだけ成果を出しても転職先でうまくやっていくのは難しいと思います。
それではどうぞ!
目 次
郷に入っては郷に従え!過去の経験は一旦忘れよう
転職先で周りの人たちと楽しく過ごしたいなら絶対に守るべきルール、それは
過去の経験に固執しないこと
です。つまり、
郷に入っては郷に従え
です。これ、転職をする上では極めて重要です。
ここさえ押さえておけば、あとは普通に仕事をして、普通にコミュニケーションを取っていれば、とりあえずはOKだと思います。
同業他社などから経験者として転職する場合は、特に注意が必要です。
新しい職場で自分の実力や価値を示したいがために、例えば以下のようなことを言ってしまいがちです。
- 自分は過去にこんなことをしていたよ(すごいでしょ?)
- この作業はこうした方が効率的だと思うよ(有能でしょ?)
- 事務手続きが多すぎる。前の職場ではこんな風に進めていたよ(合理的でしょ?)
本人としては悪気なく、良かれと思って改善策を提案をしているつもり、ということもあると思います。
しかし、その人を受け入れた側としてはその人の過去のやり方なんて知ったこっちゃ無いので、単に昔のやり方に固執しているだけ、と捉えられてしまいます。
それがエスカレートしてくると、
「うちにはうちのやり方がある。新参者が何を知ったふうな口をきいてるんや」
となってしまいます。
何となく想像がつきますよね。
少なくとも転職してしばらくの間は、新入社員の気持ちでその会社のやり方やルールに全面的に従うことが望ましいと考えます。
そうしないと、どれだけ仕事ができても「扱いづらい人」と捉えられてしまい、その会社に馴染めず、結果として自分自身が苦労します。
特に、指導担当者が歳下だったりすると、教える側も変に気を遣ってしまい、余計に面倒がられてしまうでしょう。
仮に職種は同じでも、会社によって仕事の進め方や考え方、重視していること、社内ルール、文化など全て異なります。
別の会社に移ってそこから給料をもらう訳ですから、まずはその会社のルールに従って業務を進めることは義務と言えるでしょう。
会社は一緒に働きたい仲間を探している
僕が勤める会社の人事の人(採用権限のある人)に、ある時「どういう視点で面接してるんですか?」と聞いたことがあります。
返ってきた答えは
「一緒に働きたい、仲間になりたいと思えるかどうかを見てる」
とのことでした。
なるほど確かに、どれだけ有能で華麗なる経歴を有していても、性格に難ありだと困りますよね。一緒に働きたいとは思いません。
仲間になるには、周りに馴染める必要がありますよね。そのために必要なのが、過去の経験に固執しないことなのだと思います。
会社の犬になれという意味ではない
転職したら、その会社のルールにまずは全面的に従うべきだと思いますが、何も会社の犬になれと言っているわけではありません。
会社ごとにルールは違うのだから、たとえ違和感を感じたとしても、それは当たり前のことだとまずは受け入れるべき、というのが趣旨です。
なぜここまで言うか。
それは僕の元上司が、過去の経験や仕事の進め方を捨てられずに職場で浮き、挙げ句の果てに上層部とこじれて辞めてしまった経験があるからです。
元上司は、過去のやり方に固執した挙句辞めてしまった
今の職場の元上司の話です。
その人は僕の1ヵ月前に転職で入社しており、入社時期はほぼ同じですが業務に精通しており役職付きでした。
僕は未経験のペーペー採用だったので、同期ではありつつもその人の下について仕事を教わりました。
少し変わった人だなという印象はあったものの、基本的にはとても良い人で能力も高かった。
尊敬してましたし、その人から仕事の全てを教わりました。
最初のころは特に問題もなく忙しい日々を過ごしていたのですが、その後半年ほど経ち業務にも慣れてきたころでしょうか。
その頃から、元上司から発せられる愚痴や不平不満が一気に増えてきたのです。
一例を挙げると、以下のような感じです。
- こんなやり方(社内ルール)普通はやらないよ!
- 何言ってんだこいつ(客先担当者)バカなのか!
- 普通はこの範囲は別の部隊がやるんだよ!
- 何でこれも私がやるんだよ!(と言って指示を無視する)
- 〇〇(元上司の上司)のバカが何言ってんだよ!
- その他不平不満の数々
…なかなかすごくないですか?
しかも小声ではなく、結構大きな声で言っており、おそらく周りにも余裕で聞こえていたと思います。
ちなみに、全然話盛ってませんよ、全て実話です。
当時の僕は、隣の席で「ちょ、ちょ、、」とオドオドするしかできませんでした。
当然ながら社内でも問題になっていまして、ついには本社の人から僕に直接電話がかかってきて(僕は地方支社勤務)、
- 様子はどうだ?
- 勝手に変なことしないか監視しといて
- 場合によっては本社に異動させて監視する
- アゴマンは彼をどうすべきだと思う?
などなど、聞き取り調査?のようなことが何度もありました。
当然ながら支社内でも浮いていて、一緒に仕事をしていた僕もおそらくセットで捉えられていたと思います。
当時は右も左も分かりませんでしたが、今となっては、暴言の他にもルール無視の行動が多々あったことが分かります。
ここまで極端な例は稀だと思いますが、このような状態になってしまうと、もはや転職先で馴染むどころではありません。
小さな言動の積み重ねが、少しずつ周りとの距離を広げていってしまうので、ここはぜひ気をつけてほしいです。
会社によって普通は異なる
先に書いた通り、ぼくの元上司は日々不満をぶちまけながら仕事をしていた訳ですが、中でも頻繁に出てきたのが「普通は〇〇しない」という発言です。
元上司は、過去の経験に基づいて自分の中での「普通」ができあがって、それが自分の判断基準になっていたのです。
それはそれでいいのですが、会社が違えば普通も違うのは当然で、そこを柔軟に切り替えて適応することが必要です。
ここをまずは受け入れて、自分の中での当たり前を、会社の中での当たり前に近づけることができるかどうか。
これが、今後の自分自身の命運を左右する分かれ道なのかなと個人的には思います。
改善提案は信頼と発言力をつけてから
もちろん、明らかに非効率なこともあると思います。
その場合は、愚痴として吐き出すのではなく、改善策の提案という形で前向きな意見を出してみるというのはアリだと思います。
とは言えタイミングには気をつける必要があるので、注意しましょう。
転職して日が浅い場合、社内ルールも何もまだまだ知らないことばかりです。
そんな状態でその会社の良くない所を指摘して
こうすべきだ
と提案しても、素直に受け入れてくれることはないでしょう。
数年働いて、しっかり活躍して周りの仲間にも認められて発言力がついてきたら、いよいよ改革に乗り出す、というのが現実的だと思います。
会社に言うことを聞かせるには、発言力が必要だからです。
どれだけ正しいことを主張しても、必ず反対する人が出てきます。
とてもネガティブな発言に聞こえると思いますが、これが現実だと思います。
あなたが会社の改革を求められる立場の人でないのであれば、危険を犯してまで変化の必要性を訴える必要はないと思います。
…とことんネガティブですみません。
おわりに
この記事では、転職をしたら絶対に守るべきたった1つのルールについて書いてきました。
ここでの内容をまとめると、以下のようになります。
- 郷に入っては郷に従え。転職したら、過去の経験や仕事の進め方に固執してはいけない。扱いづらい人認定されてしまう
- 特に、同じ職種から経験者として採用された人は要注意
- 入社してしばらくは、新入社員になったつもりで会社のルールに従おう
- 改善案を提案するなら実績と信頼を積み上げてから
転職したなら転職先の会社のルールややり方にまずは従って信頼を得て、その後長期的な視点で改善策を提案するなど自分の色を出していく方が得策です。
せっかく転職したのに周りに馴染めないと、ただでさえイヤな仕事がもっとイヤになってしまいます。
自分が楽しく過ごすためにも、時には自分を封じることも必要ではないでしょうか。
それで結果的に穏やかに過ごせるなら、それに越したことはないと僕は思います。
それではまた。
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