僕は30歳くらいまで、結構自由に生きてきました。
元々結婚する気などさらさらなく、自分一人が生活できて満足のいく人生を送れればそれでいいと考えていました。
それはそれで理想的な生活ですが、何の因果か今では結婚して子供もいるという、以前では考えられらない生活を送っています。
もちろん、今がいちばん幸せなのでいいのですが、30歳くらいまでふらふらしていた事もあり、とにかく貯金がありませんでした。
それでも結婚前は妻も働いていて結婚後も働いてくれる予定だったので、ダブルインカムを想定して
「月収が2人合わせてだいたいこれくらいだから、家賃はこれくらい、食費がこれくらい、貯金はこれくらいできるね、子供が産まれたらこうで…」
みたいな話を妻として、最終的には「なんとかなりそうだ」という結論に達し、色々とスタートしました。
ところが、結婚直前で妻が体調を崩して退職する事になり、当分は働けなさそうということで、さっそく想定が崩れた格好でした。
それでも何だかんだで結婚して、妻の体調も良くなり、子どもが産まれて、現在に至っています。今も決して余裕がある生活とは言えませんが、シングルインカムでもなんとか妻と子どもを養えています。
この記事では、僕のこれまでの人生をざっくりご紹介し、30歳を過ぎてからでも人生何とかなるんじゃない?という事をお伝えしたいと思います。
30代って、自分の今後の人生を改めて考えたり、10代、20代をもっと真剣に何かに打ち込んでおけば良かったと後悔したり、今後の人生についてあれこれ悩んだり、色々と考えたりする時期だと思います。
もし、これまでの人生を振り返った時に後悔ばかりが浮かぶと言う人がいれば、そんなん全然大丈夫!まだまだこれからよ!という事を感じてもらえたら幸いです。
なおこの記事では、よくある「絶望からの人生大逆転!」みたいな劇的ビフォーアフターが展開されるわけではありません。あくまでごく平凡なアゴマンの、平凡な人生を振り返っている程度の内容になっています。悪しからず。
目 次
僕の簡単な経歴
僕の簡単な経歴を紹介すると以下のような感じです。新卒で一度社畜正社員として働いた経験はあるものの、30歳まで(結婚すると決めるまで)は好きに生きてきた感じがヒシヒシと伝わりますね笑
<〜30歳まで>
- 大学卒業
- 新卒入社
- 4年で退職
- 1年くらいニート
- 1年くらい留学
<31歳以降〜>
- 帰国後就職
- 結婚
- 2年で退職
- 3社目に入社、息子爆誕
上述のとおり、大学卒業直後こそ必死に働きましたが、そこも4年で退職し、その後ニートからの留学という形で20代を終えます。
新卒で入った会社が忙し過ぎて、やりがいはありましたが、やっぱりどこかで逃げたいという思いがあったんでしょうね。留学したいという理由でなんとか会社を説得し、退職後は無事ニートになったというわけです。
ニート時代
僕は当時実家に住んでおり、それまで一人暮らしをしたことがありませんでした。なので、どうせならニートをするタイミングで一人暮らしを始めようと思い、激安で借りれるマンションを探しました。
ついでに、せっかく一人暮らしを始めるなら知らない土地の方が楽しいと考え、以前から行きたい時にふらっと釣りに行ける環境に憧れていた事もあり、海の近くで家を探し、最終的には四国の某県某市に移り住み、ひたすら何もすることがない1年間を過ごします。
ちなみにその時の家賃は確か1.7万円くらいだったと思います。もちろんアパートではなくマンションですよ。
この時の収入は、主に株式投資から得ていました。当時はアベノミクスで株価が上昇傾向だったので、ほっといても上がっていく株を、無駄に売ったり買ったりして生活費を稼いでいました。
机も椅子もテレビも何もない部屋で、大量の本と釣り道具だけを持って行き誰とも話すことなく悠々自適な生活を1年ほど送りました。ちなみに1年間のニート生活で釣れたのは大きなコウイカ1杯だけです。でも嬉しかったです。
まったく、いい歳して親の気持ちも知らずによくもこんなに好き勝手したなと今は反省しています。もし時間を巻き戻せるなら、次は親にきちんと理解を得てからニートをしたいと思います。
留学時代
ニート時代に留学手続きを済ませて、一旦実家に帰って諸々準備をしたのち留学しました。
留学したなら英語話せるの?とか、帰国後は英語を使った仕事に就いたの?とか、何の目的で留学したの?とか色々と聞かれるのですが、全部違います。
そんな崇高な目的のために留学したのではありません。行ってみたいから行った。それだけです。それ以上でもそれ以下でもありません。なので、留学を通して何かを得たり学んだりした事もなければ、その経験を生かして何かを始めたということも特にありません。
それでも、留学して良かったと心から思っています。あのまま仕事を続けていたらできなかった経験をさせてもらい、出会えなかった人たちと出会えました。
その後やりとりが続いている人は残念ながらいませんが、本当に楽しく、刺激的な1年間でした。一生の財産です。
仕事を辞めるにあたっては、高い学費を捻出して大学に通わせてくれた両親に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、留学する、その為に仕事を辞めると決断した自分を、許してあげたいと思います(謎のニート時代は挟みましたが…)。
帰国後は就職、結婚、転職、移転、息子爆誕と目まぐるしい日々
ニート・留学を経て、いよいよ現実と向き合う時がやってきました。帰国後はどこかのタイミングで結婚するつもりだったので、まずは働かないといけません。
そのため、就職情報サイトに登録して就職活動を始めました。一方で、30歳を過ぎていた事もあり何か自分の武器を持たねば、との焦りから、資格の勉強も同時にスタートしました。ちなみにその時始めたのは社会保険労務士の勉強で、就職活動で応募していた職種は経理でした。ほんと意味不明ですよね。自分でもウケる。
結果、就職の方は超絶ブラックオーナー企業に無事決まり、資格の勉強は結局やめてしまいました。その後、ブラック企業で働いている間に結婚し、色々あって退職を決意。退職届を提出して退路を断ってから転職活動開始。結果2年で退職し、ニート期間を設ける事なく3社目(今の勤め先)に入社、そのタイミングで関西から中国地方に移住、その後しばらくして元気モリモリな男の子が生まれ、子育てと仕事に追われながら現在に至っています。
こうして改めて振り返ってみると、留学先から帰国した後の数年間は、目まぐるしいほど環境が変化していますね。妻もよくついてきてくれました。感謝です。
20代が終わるまで自分勝手好き勝手に生きてきたけど、30歳を過ぎてからでも人生何とでもなる
ここまであれこれ脈絡のない事を書いてきましたが、結局何が言いたいかというと、多少好きなように生きてきたって、30歳を過ぎていたって、人生何とかなるんじゃない?ということです。
もちろん全てがうまくいくわけではないし、妥協する部分も多々あるけど、その時その時を楽しく真剣に生きていれば、それぞれが全く関連がなくても、総じて悪い人生にはならないのかなと思います。
この記事で書いたとおり、僕は継続性も一貫性もない人生を送ってきました。仕事においては2度転職し、どの会社も全く関連のない業界・職種でして、全て未経験で入社しています。
履歴書も空白期間があったり謎の留学期間があったりします。遊んだり転職を繰り返したりして過ごしていると、当然ながら自分の専門分野みたいなものが確立されません。
そのため、30歳を過ぎてなお「自分はこれで飯食ってます」という確固たる軸や自信みたいなものが無く、そのことに悩み苦しんだりもしました。
しかもその頃はちょうどコロナ真っ只中で、今後世の中がどうなるか分からない、仕事がどうなるか分からない、という雰囲気だった事も相まって、将来への不安は募るばかりでした。
自分はいったい何者なのか?何で飯を食っていくのか?今後家族を養っていけるのか?
そうした葛藤が凄くありました。
それであれこれ考えた結果、世の中がどうなろうと恐らく無くならないであろう不動産業界に飛び込む事を決め、ジャンル変更はこれで最後と腹を決めて未経験での再度の転職活動を行い、縁あって今の会社に入社できました。
おかげさまで、幸い今は生活できる程度には収入もあって、こうしてゆるく雑記ブログを書いてみたり、好きな本を読んだりしながら幸せに暮らしています。
今はややニッチながらも不動産関係の専門知識と経験も少しずつ蓄積されてきています。将来に対する不安も減りました。
30代前半にして、やっと本腰据えて人生を歩み始めたという感じです。すべてこれからです。
おわりに
30歳過ぎても人生何とでもなる。その代わり、どこかで1回くらい本気出す必要はあるので、シンドイ時もあると思います。それでも、ずっとシンドイよりはずっと良いでしょう。
学校卒業後はひたすら一所懸命に働き続けるというのも尊い事ですが、疲れたりやりたい事が他にあったりする時は、一度立ち止まってゆっくり考える事も大切だと思います。
置かれた環境によっては難しい場合もあるかもしれませんが、自分で責任を取る限りは選べるんだという状況なのであれば、思い切って冒険してみるのも面白いと思います。人と違う経験は宝です。
時に周りの理解が得られない事もあるかも知れませんが、あなたの人生、あなたが決めるべきです。
しっかり悩んで、最後は直感で決めちゃって、思い切り遊んで思い切り休んで充電して、真剣に楽しく生きていきましょう。
それではまた。
コメント