どうも、アゴマンです。
転職を視野に入れて働いていると、次の職場のことで頭がいっぱいになりませんか?
隣の芝生は青いので、求人情報が輝いて見えますよね。
でも、ちょっと待って下さい。
その会社は、今のあなたにとっては魅力的でも、将来のあなたにとっても同じく魅力的と言えるでしょうか?
人生のライフステージにより会社に求める条件は変わるので、今は良くても、あとで後悔するかもしれません。
安定より刺激を求めて転職し、その後結婚することになって5年後10年後に後悔した、なんてことにはなりたくありませんよね。
そこでこの記事では、過去2回の転職経験から感じる、昔は気にしなかったけど今となっては欠かせない条件を3つご紹介します。
特に20代と30代以降や、独身時代と結婚後では、会社に求めるものが大きく変わってくると思いますよ!
若者にとって興味を惹かない条件ほど、歳を重ねてからそのありがたみが分かるものです。
軽視している会社の条件が「いまは必要ない」だけなのか「今後も必要ない」と言えるのかを、改めて考えるきっかけになれば幸いです。
それではどうぞ!
目 次
今となっては必須の条件①:安心感
ここでの安心感とは、長く働けそうだ、という安心感のことです。
それは会社の規模や歴史の長さなどで測ることもできれば、過去の業績の推移などでも測れるでしょう。
何を指標にするかは自由ですが、いずれにしても長く働けるという安心感を求めるようになりました。
僕は今、超大企業の100%子会社で働いています。
会社としての規模も大きく、人数や売上高の数字で見れば、いわゆる大企業に分類されるでしょう。
主要取引先は親会社で、ストック型のビジネスということもありそれなりに安定的な売り上げを確保できています。
なんと言っても、超大企業の傘下であるという安心感があります。
加えて専門性のある仕事なので、万にひとつ会社が倒産したとしても、他の会社に転職してなんとか食っていけるだろうという安心感もあります。
仮に今後転職するとしても、この安心感は捨てられないと思います。
今となっては必須の条件②:福利厚生
いまあなたが勤めている会社では、確定拠出年金など各種福利厚生は充実しているでしょうか?
もし充実してるなら、それにより得られるメリットは、実は思っているより大きいのかもしれません。
独身の頃は、福利厚生の重要性など考えたこともありませんでした。
特に20代の頃は、給料と仕事内容が全てであり、バリバリ働いてバリバリ稼いでバリバリ遊ぶんや!
みたいな感じでした。
しかし、家族ができて、僕の収入で今後の全ての支出を賄わなければならないという状況に置かれてからは、考え方も変わりました。
その最たる例が、福利厚生です。これのありがたみを知りました。
今の会社が際立って充実しているわけではないと思いますが、とても助かっています。
大きいところだと、
- 確定拠出年金がある
- 健康保険が協会ではなく組合である
- 家族の健康診断なども補助金が出る
- グループ会社のサービスを割引価格で使用できる(例えば保険代理店を営むグループ会社がいるので、子供の保険に安く加入できた)
- 資格手当が充実している(金額は低いが種類が豊富)
などなど。
特殊なものはありませんが、こうした制度が整っているというのは、家族にとっても安心感につながります。
福利厚生って、若い時はあまり意識しないんですよね。
健康保険が協会か組合かなんて考えたこともなかったし、確定拠出年金だって、60歳以降の人生なんて想像がつきません。
結局、福利厚生ってある程度歳を重ねないと、そのありがたみがわかりづらいんだと思います。
もし今勤める会社の福利厚生が充実しているなら、転職先でも同等の福利厚生が整っている会社を選ぶことをおすすめします。
5年後10年後に、きっとそのありがたみが分かると思います。
今となっては必須の条件③:ワークライフバランス
ワークライフバランスも、今となっては重要ですね。
残業の多さは入社してみないと分からないというのが実態ですが、明らかに残業が多いと思われる会社は避けることをおすすめします。
若いうちは「寝ても覚めても仕事!」という生活を一定期間送ることはいいと思いますが、ずっと仕事まみれというのは苦しいです。
このように考えるようになった一番の理由は、子供が生まれたことです。
アゴ家では妻が専業主婦をしていて、平日は基本ワンオペ育児、近くに頼れる人もいないという環境です。
妻はもともと身体があまり強くないので、負荷がかかりすぎると体調を崩します。
そんな状況もあり、なるべく早く仕事を切り上げて子供の面倒をみる必要があります。
また、子供はやっぱり可愛いので、平日は早く帰って顔を見たいし、休日は一緒に遊びたい。外に連れて行ってあげたい。
子供が生まれてから、自分が働く理由の一番が家族になったので、家族との時間を犠牲にしてまで働くという生き方はしたくない。
そんなふうに思うようになりました。
他にも、歳を重ねて昔のように無理ができなくなってきた、副業など他のことに時間を割きたい、といったこともあります。
理由は色々ありますが、何はともあれワークライフバランスというものを意識した働き方を今後はしていきたい。
今では心からそう思います。
結論:歳を重ねると安定思考になる
ここまで書いてきた内容を一言で表すと「安定思考になった」となるでしょう。
20代の頃はいい意味でも悪い意味でも世間知らずの怖いもの知らずなので、自分が将来どんなふうに生きていくのかイメージできません。
それが少なからず転職先の選定にも影響するわけですが、今後の長い将来を考えた時に、極めて現実的な未来として
- 結婚
- 子供の誕生
- 親の介護
などが起こり得ます。他にも想定外の事象(例えばコロナショックなど)が起こるでしょう。
そうなると、今は必要性を感じていない各種条件が、今後は重要性を帯びてくる可能性が出てきます。
もし、それらの条件が今の職場で揃っているなら、転職前に一度冷静になって考える価値はあると思います。
僕の例だと、2社目に在籍中に結婚し、その間コロナで世の中が大変なことになりました。
その会社にはネームバリューやオフィスのカッコ良さなど表面的な部分で入社を決めてしまったのですが、
確定拠出年金は雀の涙、資格手当などの各種手当は一切なし、残業代なし、ボーナスもなし、という会社でした。
結婚前で福利厚生などの重要性を認識できていなかったこともありますが、結局のところ、将来のことをちゃんと考えていなかっただけでした。
そこにコロナショックも加わって、いよいよ将来に不安を覚えて精神的にも不安定になり、結婚したばかりだったにも関わらず、再度転職をしました。
当時は妻も不安だったと思いますが、転職したらいいよと背中を押してくれたので、今の僕があると思っています。
安定思考というと、昔は後ろ向きなイメージでしたが、実はとても大切な考え方なんじゃないかなと今では思います。
給料についてはどうか
今の会社(3社目)の給料は、残念ながら決して高くありません。ですが問題ありません。
転職時の必須条件に、給料の高さは最初から含めていなかったからです。
福利厚生が充実していて、質素ながらも生活できるだけの給料が貰えれば良しとしました。
そりゃそうですよね。
安心して働けて、福利厚生も整ってて、ワークライフバランスも重視したい。
おまけに僕は未経験からの転職だったので、高い給料も下さいはさすがに通りません。
どこも採用してくれません。
そうなると収入は入社後自分で上げるしかないので、スタート時点で収入が少ないことは受け入れました(もちろん、生活できる水準は必要です)。
では、どうやって収入を上げるか。
まずは仕事をしっかりやることです。
長時間労働をするという意味ではなくて、自分の役割をきちんと果たす。
そうすれば、給料は自ずと上がっていきます。
次に、本業と並行して副業に勤しみます。
本業さえきちんとやっていれば、誰も文句言いません(社内規則で副業が禁止されている場合は要注意ですが)。
本業にしっかり取り組んで昇格して給料アップを目指すのはもちろんですが、やはり限界があります。
このご時世ですから、会社が倒産したり縮小したりするリスクもゼロではありません。
そうなると、副業に取り組むのはもはや必然と思えます。
副業の種類は様々ですが、基本的にはコストをなるべくかけず、小さく始めることがセオリーでしょう。
僕の目標は、今の職場で幹部職に昇格するまで(想定では40歳まで)に、副業で本業と同じくらいの収入を得ることです。
幹部になると残業代が出ないので、それまでは残業代を当てにしつつも副業を育て、
幹部になった時点で会社の収入に頼らずとも生活できるという基盤を構築したいと考えています。
本業×副業の2本柱で、これから先の人生を切り抜けていきたいと思います。
おわりに
この記事では、昔は気にしなかったけどいま転職するなら重視する転職先の条件を3つ挙げ、それぞれ理由を述べました。
ここでの内容をまとめると、以下のようになります。
- 年齢とともに、会社に求める条件は変わってくる
- そのため、長期的な視点で転職先を検討すべき
- 結婚や子供の誕生を機に、①長く働けるという安心感、②福利厚生、③ワークライフバランスなどの比重が増した
- どんな会社でも倒産などのリスクがあるため、本業×副業の2本柱でリスクヘッジする
今の職場に不満があって転職を検討しているなら、5年後10年後を踏まえて最適な会社はどこか、という視点を持つと良いと思います。
もしかしたら、自分の今後の人生を見据えて冷静に考えると、今の職場に留まる方が得策だ、という結論になるかもしれません。
ただ、どれだけ好条件でも、身体や心を壊しかねない働き方をする必要があるなら、すぐにでも転職するべきです。
人により重視する条件は異なると思いますが、体調を崩すまで働いたら絶対にダメです。
その場合は多少条件に目をつぶってでも、転職しましょう。
大丈夫です。
今は転職エージェントがたくさんいますから、適切な転職先がきっと見つかります。
ご家族ともしっかり相談されて、安心して無理なく働ける会社を見つけて下さい。
それではまた。
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