転職を検討してるなら、中途入社の割合が高い会社に入った方が色々やりやすいと思うって話

転職

新卒組と転職組って言葉、ありますよね。新卒で入社した人たちと、転職で中途入社した人たちとを区別するために使われます。

転職活動の際は、給与や残業量、休日日数など、自分にとって重要な条件を中心にフィルターをかけ、求人情報を調べると思います。しかし、転職先企業の「中途入社の割合」については、意外と重視されていないのではないでしょうか。

他の条件が同じなら、新卒入社の割合が高い会社より、中途入社の割合が高い会社に転職する事を個人的にはおすすめします。

もしいま転職活動をしていて、転職先企業の中途入社の割合を意識していないのであれば、一度立ち止まってこの記事を読んで頂き「そういう視点もあるのか」と参考にしてもらえたら幸いです。

なおこの記事の中では、表現を簡略化する目的で、新卒で入社した人を「新卒組」、転職で中途入社した人を「転職組」と表現します。他意は一切ありませんので、悪しからずご了承下さい。

中途入社の割合が高いと、疎外感がない

転職組にとって、中途入社の割合が高い会社の方が、新卒組が多数を占める会社よりも働きやすいと思います。

なぜかというと、疎外感がないからです。

会社によっては、新卒組が転職組を見下したりする風土があったりもするので、長く働くつもりで転職を検討しているなら、疎外感を感じずに働けるというのはとても重要になってくると思います。

また、新卒組と転職組で決定的に違うのは、同期の存在です。

新卒組には同期といえる仲間がおり、転職組には基本的に同期がいません。そのため、新卒組が多数を占める会社では、各年代ごとに横の繋がりが出来上がっており、加えてその人たちが転職組を見下す傾向がある場合は、周りになかなか馴染めないという事が起こり得ます。

反面、転職組が多数を占める会社ではその心配がありません。みんな同じ状況で入社するので、気持ちは同じだからです。

また「前職は何してたんですか?」とか「何で転職しようと思ったんですか?」のような、転職組同士じゃないとできない会話なんかも弾むので、色々な点において、馴染みやすいのかなと思います。

このような心配はメンタルが強い人には不要なのかもしれませんが、僕のようなフニャフニャメンタルアゴマンにとっては、疎外感がないというのはとても重要です。

中途入社の割合が高いと、出世にしても何にしても新卒組と平等である可能性が高い

新卒組が多数を占める会社では、社内での立ち位置や出世のしやすさなどで、転職組が不利になる事かあります。

「中途入社の奴なんぞに我が社の未来は任せられん!やっぱ生え抜きでないと!」

などといった考えがあるのか分かりませんが、ともかく、会社によっては新卒組を優遇するケースがありますので、ここは注意が必要です。

一方で、中途入社の割合が高い会社はそんな事はありません。なぜなら、積極的に中途採用を行っているという事は、当然ながら将来の幹部候補という前提で募集をかけて、人を採用しているからです。

わざわざ転職エージェントにフィーを払って良い人材を探し、支払う給与も新卒組の初任給より当然高くなりますから、雇う側としては、むしろ将来を担える人材になってくれないと困る!そのために雇ったんやから!くらいのスタンスで臨んでいるはずです。

ちなみに僕が新卒で入社した会社は、いわゆる新卒至上主義みたいなところがありました。

それもあって、いわゆる社内でエース級と呼ばれる出世頭の人は、みんな新卒組でした。優秀な人でも転職組だと、何となく埋もれていた印象です。

当時は適切な人事体制だったのかもしれませんが、それでも、そのような空気感みたいなものは、やっぱりありました。

僕も当時は若くて世間知らずだった事もあり、失礼な話ですが、転職組の人たちを「あの人たちは新卒ではうちに入れなかった人達だ。出世も大してできないんだろうな」みたいな、くだらない思考に陥ってしまっていました。

まったく…今となっては本当に浅はかで情けない事だと反省していますが、ずっと同じ組織、同じコミュニティの中で生きていると、それが当たり前になってしまい、疑問に感じる事すらありません。

これは本当に怖い事です。知らず知らずのうちに、狭い価値観の中で歳を取るリスクがあるわけですから…。

話が逸れましたが、多かれ少なかれ、その会社しか知らない人で構成された組織だと、そのような状態になりかねません。

だから転職をしましょうという話ではありませんが、そういう意味でも、色々なバックグラウンドを持った人たちがたくさん集まる、つまり中途入社の割合が高い会社の方が、やっぱり働きやすいんだろうなと思います。

参考までに、僕がいま勤めている会社は、中途入社の割合がたしか80〜85%くらいだったと思います。相当高いですよね。もはや新卒組が少数派です。

みんな転職組なので、お陰様で寂しい事はありません。周りの人たちは、新卒組だろうが転職組だろうが本当に関係なく接してくれて、ついでに出世にも一切関係ありません。

そうは言っても、ハイレベルでバリバリの会社は避けるべし(凡人思考)

中途入社の割合が高い企業は、場合によっては超ハイレベルです。もはや新卒でできる仕事はなく、バリバリ実績を積んだエリートのみを採用する。そんな世界も(たぶん)存在します。

念の為に伝えておきますが、僕はそんな世界を目指して下さい、と言っているわけではありません。

新卒が多数を占める会社よりも、中途入社の割合が高い会社の方が働きやすいと思います、という事を伝えたい。それだけです。

まぁ、そんな入社難易度激高な会社にエントリーしようという高い志を持っている人や、何ならそんな会社に入社できてしまうようなハイスペックな人には、僕のようなただの凡人アゴマンが書いてるブログなんて華麗にスルーされるので、全く問題ありませんけどね!

むしろ、そんな異世界のようなところは避けるべきだと思っていますし、僕に関しては受けたとしても普通に落ちます。書類落ちです。

何事も適当にほどほどにがモットーなので、このブログで書いていく内容も、ザ・平凡です。それでいいと思っています。

おわりに

いかがだったでしょうか。ちょっと極端に書いた部分もありますが、新卒至上主義の会社は少なからず存在すると思いますので、その点も踏まえてぜひご自身にとって最適な転職先を見つけて下さい。

出世のしやすさはまぁいいとしても、疎外感はない方が絶対にいいですよね。

どうしても、転職組を小馬鹿にする新卒組は必ずいます。特に歴史ある大企業なんかでは、根強いかもしれませんね。

今は転職が当たり前の世の中なので、このような価値観は薄れていく傾向にあるのだと思いますが、それでも、多かれ少なかれそのような考えを持っている人はいますので、転職を検討する際は、この記事の内容も参考に転職先候補を検討してみて下さい。

それではまた。

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