【軽視しないで!】転職するなら「自分が苦手な職種ではないか」を重視しよう

転職

どうも、アゴマンです。

転職先に求める条件は人それぞれだと思いますが、人によらず絶対に軽視すべきではないと考える条件があります。それは

自分にとって苦手な職種ではないか

という点です。

当たり前といえば当たり前ですが、ここを最後まで優先して転職先を検討するのは案外難しいのではないでしょうか?

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アゴマン

僕はここを軽視して、1度目の転職で大失敗しました…。

転職は人生の一大イベントなので、こんなことで失敗するのはもったいないです。

この記事では、僕の失敗談をご紹介し、苦手ではない職種を選ぶことがいかに重要かということを述べたいと思います。

僕は転職のプロではありませんが、生々しい実体験なら共有できますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

それではどうぞ!

なぜ、苦手な職種に転職してしまったのか

僕はいわゆる事務作業が苦手で、事務職は自分には不向きだと自認しています。にも関わらず、1回目の転職では事務職を選んでしまいました。

なんで!?

と思われますよね。

元々苦手意識があったにも関わらず、なぜ事務職を選んでしまったのか。理由は大きく以下の3つです。

  1. まぁ大丈夫だろうという過信
  2. 他の魅力的に映る条件への目移り
  3. 単純に焦っていた

以下、順に説明します。

1.まぁ大丈夫だろうと過信して失敗

事務作業が苦手とはいえ、それがメインの仕事となればやっていけるだろうと自分を過信して失敗しました。

事務作業が苦手という認識は以前からあったものの、みんな同じようなもんだと思っていました。

転職前は技術職だったこともあり、事務処理は本業に付随してやむなく生じる作業という位置付けで、業務の大半は別の仕事でした。

なので、日々そこまで多くの事務作業をこなす必要はなく、そのため自分がどれほどできないかを見誤った部分もあります。

加えて、技術職の当時は自分のやっている仕事はすごいんだと勘違いしていたので、

事務作業は面倒なだけで難しくない。自分がしている仕事はもっとレベルが高くて難しい(それに比べれば事務作業なんて楽勝)

くらいに思っていました。…若いって強い。

がしかし。

いざ事務職に転職してみると、もう、びっくりするくらいできませんでした。

焦るくらいできない…。マジでやばかった。

結局2年で逃げるように転職したのですが、逆によく2年も耐えたなと思います。

転職前からいわゆるできるヤツでは無かったくせに、転職すれば自分ならできるとなぜか過信してしまったことが、1つ目の失敗です。

2.他の魅力的に映る条件に目移りして失敗

職種より他の魅力的に見える条件を優先した結果失敗しました。

例えば会社のネームバリューや給料、オフィスのカッコ良さなどに目移りし「苦手な職種を避ける」という意識がかき消されてしまいました。

転職先に選んだのは、地元では超有名企業で昔から知っている会社だったので、求人情報を見つけた時点で半分気持ちが傾いていました。

将来的に長く働ける安心感もあったし、給料も悪くない(ように錯覚した)、おまけにオフィスが一等地の高層ビルの上の方にある…。

世間知らずの若造アゴマンが「なんかカッコいい」とハートを鷲掴みにされるには十分な条件が揃っていたわけです。

もうこの段階で職種の話など消え去っていますから、自分の希望する職種かどうかというよりも、その会社で募集している職種で応募する、という思考に切り替わっていました。

実際に入ってみると、超絶ブラックオーナー企業で、人がすごいスピードで入れ替わり、労働時間は長く給料は安い…まさに最悪の会社だったわけですが、それはまた別の記事で書きたいと思います。

自分が苦手でない職種ならまだ良かったのかもしれませんが、周りの環境も仕事そのものもツラくて、それはそれは大変でした。

以上が、2つ目の失敗です。

3.焦って転職先を決めて失敗

最後は、単純に焦っていたことによる失敗です。

当時は、今の妻と結婚を前提に付き合っている時期で、しかも無職でした。

無職だった理由はまた別の機会に譲るとして、とにかく仕事をしていなかった。

そろそろ働かねばならぬということで転職活動(正確には就職活動)を開始したわけですが、あまりゆっくりもしていられません。

もちろん使える時間はたっぷりあったのですが、早く就職して働かないといけない状況でもあり、結局先に述べた会社からの内定を受諾した形です。

結果は既述の通りで、これが3つ目の失敗です。

無職からの転職(就職)活動だと焦ることもあると思いますが、今後の人生を左右する極めて重要な活動であることを思い出し、ぜひ納得のいく転職・就職活動を行って下さい。

実際に働いてみてどうだったか

これまで述べた経緯から事務職として働きだした僕ですが、退職するまでの約2年間、過酷な日々を送る事になります。

仕事が覚えられない

まず、仕事が覚えられない。

僕がいた会社では、一定のルールに則って専用のシステムに書類の情報を入力する作業が多かったのですが、まずこのルールが覚えられない。

複数の書類の意味や内容を覚えつつ、日々届く膨大な量の書類を仕分けし、それぞれ必要事項をシステムに入力する。

書類の仕分け段階で、内容に誤りがあれば送信元に伝えた上で再送を依頼する。

誤りのあった書類は後日再送される予定なので、それを忘れないように書き留めて所定の場所に入れておき、届いたら更新して古いものは破棄。

一定期間再送がなければ催促の連絡を入れる…。

みたいな感じなのですが、これがとにかくできない、分からない、覚えられない…。

派遣社員数名と契約社員数名、社員2名(上司と僕)で処理するのですが、全員の中で僕が一番覚えが悪かったと思います。

ケアレスミスが多い

次に、ケアレスミスが多かったです。

なんでこんなミスするん!?と思って部下や後輩に腹が立ったことはないでしょうか?

僕はまさにそんな感じでした。

膨大な量の書類を素早く正確に捌く事が求められるのですが、どうしてもミスをしてしまう。

そんな中電話も頻繁にかかってくるため、その対応も必要。

新人のうちは、仕事を覚えるために電話対応もやっていたので、電話のたびに作業を止め、終わったらまた書類の処理を再開する。

これの繰り返しでした。

そうすると、どこまでやったか分からなくなってまたミスをするんですよね。で、叱られる。

最初のうちは控えめに叱られていましたが、そのうち酷くなってきて、ついには怒鳴られるようになりました。

怒鳴られる日々

元々苦手意識はあったものの、ここまでダメかと自己嫌悪に陥る毎日が続きます。

正社員として入社したのに、派遣社員に叱られる日々。

上司からもみんなの前で怒鳴られる日々。

あまりに怒鳴られるので、上司もパワハラリスクを恐れてか、途中から別室に呼ばれてそこで怒鳴られるようになりました。

みんなの前で怒鳴られることは無くなりましたが、別室に呼ばれる=怒鳴られるってことなので、結局みんな分かっています。

フロアに戻った後は当分気まずい雰囲気が漂います。ほんと嫌ですよね。

怒鳴る側にも問題はあると思いますが、当時の僕の仕事ぶりは、つまりはそのレベルだったということです。

あまりにも仕事ができないので病院に行ってみたら

ここは余談ですが、事務作業があまりにもできないので、なんでこんなにダメなんだろうと疑問に思い、ネットで調べてみました。

すると、どうやら自分はADHDという発達障害の特徴が当てはまるらしいということが分かりました。

やや抵抗はありましたが、試しに病院に行って検査を受けてみたところ、軽度ではあるもののやはりその傾向があるとの結果でした。

なんだ、やっぱりそうだったのかと、なんだか腑に落ちた記憶があります。

思い返せば、マルチタスクが苦手、ケアレスミスが多いなどの自覚はありました。

ADHDに向いてない職業の筆頭が事務職であるという切ない事実を知ったのは、事務職をはじめた後でした。

もう少し早く自分の特性に気づけていればよかったのですが、何かキッカケでもない限り、なかなか検査を受けるまではいかないですよね。

こういうケースもあるので、自分が苦手とする内容を仕事にするのは、たとえその他の条件が抜群であっても、やはりやめておくことをおすすめします。

得意なことを聞かれてもパッと思いつかないかもしれませんが、苦手なことなら出てくるのではないでしょうか。

転職したら評価が一変!まさかのスピード昇格も実現

苦手な事務職で2年ほど耐えましたが、色々なことが重なって、最後は逃げるように転職しました。

次は失敗するわけにはいかないということで、あれこれ考えた結果、最終的には不動産業を選びました。

これが良かった。

職種が合っていたのか転職先の社風が合っていたのか分かりませんが、転職してからはめちゃくちゃ働きやすくなりました。

入社1年くらいで大きなプロジェクトを任せてもらい、なんとか形にすることもできました。

数年前が嘘のように状況が一変し、プロジェクトの成功も評価され、まさかのスピード昇格も実現しました。

この会社も完全未経験で入社したので、条件としては事務職の時と同じです。

働く環境が変わっただけでこれだけの変化があったことに、自分でも驚いています。

このあたりについてはまた別の記事で詳しく書きたいと思いますが、職種含め、働く環境でこれだけ変わる可能性があるということを実感した経験です。

おわりに

この記事では、自分の苦手な職種を仕事に選んだ結果大失敗したので、職種は絶対に重視すべきということを書きました。

ここでの内容をまとめると、以下のようになります。

  • 転職や就職を検討しているなら、苦手な職種は絶対に避けるべき
  • 過信や他の条件への目移りなどで、結果として苦手な職種を選んでしまうこともあるため要注意
  • 転職(就職)活動は決して焦らないこと。納得いくまで続けるべき
  • 苦手じゃない仕事に就けば、働きやすさや評価が一変する可能性がある

苦手なことを仕事にするかそうでないかで、仕事のしやすさも得られる評価も全く異なるということを、身をもって経験しました。

多くの人は、人生のかなりの時間を仕事に費やすことになると思うので、苦手なことを仕事にしてしまうとかなりツラいです。

仕事が思うようにできず「自分はダメだ」と自己嫌悪に陥っているなら、その仕事はあなたに合っていないのかもしれません。

そういう場合は努力して改善を試みるのも良いですが、思い切って配置転換の希望を出すか、転職を検討してみてはどうでしょうか。

苦手な仕事から離れることは、逃げることではないありません。

苦しい時間を耐えることも時には必要ですが、それを一生続ける必要はないと思います。

それではまた。

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